七千三百六十五回目の絶望 竹原桜姫 ずっとずっと、同じ日々の繰り返し 夕日を背にして一人泣く 今日も胸が苦しくて 私はいらない存在で 誰にもわかってもらえなかった ああ苦しい なんでこの世界はこんなに苦しいのだろう? 涙が大きな水たまりになるころに 空が真っ黒になるころに 今日も静かに迎えが来る 「世界はお前が思うより単純なんだ」 さあ来るんだ 今日も遊ぼう? 黒い縄が私を縛り 不思議な世界のパーティーに誘う でこぼこな私はまっすぐになり 涙も苦しみもぺしゃんこになりどこかへ消えて 空と大地がくっついた世界で私は踊る 何故ここにいる 早く帰ろう? 楽しいパーティーは終わりを告げる 私はでこぼこ 涙もでこぼこ 世界はぱっと元通り 空と大地はふたつに分かれ私は蹲る 「世界はお前が思うより複雑なんだ」 ああ 今日も耳障りなベルが鳴った 一人ぼっちで朝日を見る どうして今日も苦しまないといけないの? 今日も私は一人ぼっちなの? こんな世界なんか私は望まない 早くこの世界から逃げ出したい 目から一粒涙が流れた 早く終われ、この人生
さわらび118へ戻る
さわらびへ戻る
戻る