冬じたく イ円ライター 2.夏服は季節外れの水遊び台風一過に肩を並べて 3.北風と太陽並んだ部屋の隅上着を脱いで今日は北風 m.木の葉落ち涙も落ちる昼下がり素麺終わって夏も終わり f.座椅子みかんテレビ孫の手ちゃんちゃんこ冬には負けない誘惑に負けて 甲.押し入れに春夏秋冬押し込んだ箱から溢れる去年の冬の香 丙.赤い糸編んで結んでお揃いで二つ目で落ちた夢の中で 16:冬支度しとけと言ったがコタツムリ夏色の部屋に吹き込む秋風 17:夕焼けに肩を並べた影法師手袋の中より汗ばむ左手 17:夕暮れに買い出しついでで連れ出せた朱が差す頬は木枯らしのせい 冬.ふゆじたく外と変わらぬ寒さでも忘れられるのはあなたのおかげ
さわらび105巻へ戻る
さわらびへ戻る
戻る