布団賛歌 イ円ライター 言わずとも以心伝心彼の事仕事の前にビンタで振って 温もりに甘えて彼を抱き締めるはだけた姿は彼だけのもの 意地悪な彼の胸にて縮こまる裸足を舐める舌の冷たさ 子守歌彼の美声に聞き惚れる昨日私は何言ってたっけ 目が覚めてベッドの端で寝てる彼呆れる元カレ顔見て絶叫 焦る私素知らぬ顔で寝てる彼何百度目かの無慈悲な宣告 今日は晴れ小春日和のいい天気最近よく見る小さな笑顔 ベランダで大悪党にお仕置きを留めて叩いて棚に上げて 帰るなり飛び込む彼の腕の中冷たいようで私の味方 元カレをなだめすかして泣き落とす美容と同じ最近の日課 「明日こそ」彼に抱かれて溶けていく流し流され私は悪女
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